積年の課題
連覇時代からの課題である投手力。
時として先発の枚数不足だったり、中継ぎの崩壊だったり、抑え不在だったり手を替え品を替え、ライオンズの投手事情の貧困さを思い知らされてきた。。
しかし、今シーズンはその全てが解決される可能性を秘めている。
渡辺GMの言う「投手王国」(強がりで言った部分も大きいのだと思うが) が、これだけの逸材達(※)を失い(外部放出&故障) しながら、それを生み出す事が出来そうなのは、当に日本球界史に残る偉業だと言っても過言ではないだろう。
渡辺GMは黄金期の先輩達の前で「3年後は投手王国」と大見得を切った
のだった。。。
※ 松坂大輔、涌井秀章、岸孝之、牧田和久、菊池雄星、多和田眞三郎…。
そう思わせる若獅子達の躍動に心躍る今シーズンではある。
先発三本柱
拙ブログでも黄金時代の栄光の三本柱に言及しながら期待を述べさせて貰ったが、まだまだ柱と呼ぶには実績も実力も伴わない三人だけど、兎に角、若い。それぞれがまだまだ伸びシロを持っていて真の「柱」となってくれると信じています❗️
ローテーションを守り牽引するのが「柱」たるもののミッション。
過去最高のローテーションを紹介する秀逸な動画があったので貼っておきます。
こちらを見ながら、これからライオンズのローテーションを支える者達を讃えていきます♫
#13 高橋光成
ドラ1の甲子園優勝投手。エリート中のエリートなのだが、天然な性格・キャラと相まって、とっても愛すべきキャラに仕上がってます😀
でも、確り自分を持っていて昨オフはコロナ禍の合間を縫ってニールの家を訪ねて単身渡米してみたりする行動派でもある。
今季はマイナーとは言い難いフォーム改造に取り組み、一段上を目指す姿勢は「買い」
対外試合、オープン戦を見る限りでは、器用に変化球を低めに集めてゴロの山を築くピッチングスタイルは変わらない。
若さに似合わぬ老練な感じさえ受けるが、コレだけの恵まれた体、貪欲にスピード・アップにも取り組んで欲しいとは思う。
投手陣全体にあった「ソフトバンクアレルギー」を払拭してくれた存在としても大きい。
早々と開幕投手の指名を受け、否が応でも責任感は増す。
難敵が予想されるけど、避けては通れない道。
投げ勝て❗️光成‼️
ライオンズの真のエースとして15勝をノルマとして君臨して欲しい。
#11 今井達也
森友哉が打の天才なら、今井は投の天才肌を感じる…。あれだけフォームをアレコレ弄れるのも器用だからだろう。
ライオンズのエースって西口、岸の華奢とも言えるスマート体型タイプ。鞭のようなしなやかな手足の躍動からエグいキレ味の変化球と快速球を放り込む。
調子のいい時の今井は、ゲームを"支配"する王様になれる投手。令和初完封やら、オリックスを途中までノーノー未遂した試合などがソレ。
三本柱の中で、一番先にノーノーやるのは達ちゃんじゃないかと密かに思っている😊
(案外、隅田だったりして🤣)
こちらもドラ1の甲子園優勝投手であり、栄光を歩んで来た男の様に思えるけど、実は違うんですね。
(令和初完封男‼️)
www.youtube.com
私は、個人的には今井のピッチングが大好き。(四球が好きな訳ではない😂)
前にも書きましたが、山本由伸と対抗出来る器は今井達也(佐々木朗希がニョキニョキ出て来ましたけど)をおいて他にいないと思ってます。
今年はオープン戦では何故か一発病が出てますが、タイトル争いが出来るスペックは間違いなく持っていると思う。
打線の援護が今年は期待できそうだし、
やっちゃえ!達ちゃん‼️
#17 松本航
高橋光成と今井達也に比べるとどうしても地味な印象が拭えない松本航。しかし我がライオンズが一本釣りでドラ1指名した男のポテンシャルに間違いは無かった…。数々の失礼なコメントをしてしまいましたが、地味に凄い男、それがマッツさんだよね。
球速表示は二人に劣後するけど、145km/hでもカスリもしない、バットのかなり上を通って空振りを取る速球。
「セ・リーグにはこういうストレートを投げる投手いませんよね」
という解説が耳に残っている。
(岡本に被弾したけど…😭)
松本の「凄み」を余すところなく発揮したこの試合。
こちらも秀逸!
ご自慢のストレートが唸らない時も、球種も増え質も上がってきたのでそれなりの組み立てが出来る様になった。
今年は仕上がり順調そうだし、期待感しかない❗️
#12 渡邉勇太朗
左と右の違いこそあれ内海の薫陶を受け、大事に大事に育てられて来た大器。名門・浦和学院出身だけど、派手さはない。恵まれた体躯を活かして豪速球、力で押すタイプでもなく高橋光成と似たタイプにも見える。
全てはここから始まった。。。
もっと荒削りな感じがあってもいいと思うが、上手くまとまって来ているのは確か。
今年は一年通して、一軍のローテに入り経験を積みながら、どこまで踏ん張れるか、ついていけるか、勝ち星を重ねる事が出来るか…。
幸い、今季は先発の駒も充足している。無理せず、調整や休養が必要な時には与え、この大輪を育てて行って貰いたい。
日曜日の好投。3失点はハード・ラックが続いた面もあり、確かにあまり気にならない。着実な手応え・仕上がり状況。。。
育てながら勝つ。
今季のテーマですね。
#16 隅田知一郎
キャンプからオープン戦、いや、昨年のドラフトからこのゴールデン・ルーキーが「救いの神」に見えて仕方がない。
大卒という事は別として、確りした受け答えだし、好青年風の中にも芯がしっかりしたものを感じる。
高校時代の貴重な一コマがありました😁
そして何より野球センス抜群というか、投手の生命線・コントロールに優れた左腕。
速球のキレも申し分なく(フライピーの宿命として被弾は多分多少多めとなるだろうけど)、最速149km /hをこの時期、計測している。近い将来、150を超えてくるでしょう。
加えて変化球も多彩でコントロールが利いたもの。チェンジ・アップとカーブは、何と言うのだろう、既に見ていて「楽しめる」ボールになっている。
ライオンズにはいなかったタイプの投手である事は間違いない。スケール感を感じさせる、やはり4球団競合は伊達ではない。
期待を一身に背負い、いきなりローテに入るワケだが、まずは胸を借りるつもりで 思いっきりパ・リーグの猛者達にぶつかっていって欲しい。
どういう一当たりとなるか、チーちゃんの挑戦、刮目して見るべし!ですね。
ホークス・和田に似ているとか言われる向きもあったけど、谷繁曰く、高橋尚成に似てるって???
どちらに似てても大エースよ。
辻監督が将来のJAPAN候補とまで言うのは、凄い事だと思う。
まずは、オリックスの憎っくき左腕エース・宮城に投げ勝つところを見てみたい‼️
#75 エンス
まずもって、夫人とご一緒で来日出来てホントおめでとうございます🎉
早速、東京見物満喫したんですねー♫
https://www.instagram.com/p/CbALwPBJAdU/?utm_medium=copy_link
>「ピッチングを楽しむことで勝利に貢献したいし、僕がアメリカで学んだこともみんなにシェアしていきたいと思っている。ライオンズは素晴らしいチームだと知っているので、貢献して優勝したい」
いいよ、いいよ!
隅田、佐藤隼、佐々木と若手左腕がひしめくこととなったライオンズ。そこに左腕メジャー経験者が加わって切磋琢磨、知見を持ち寄ると相乗効果が生まれそう。
この人がハマって二桁勝つような事になったら、ニールの時がそうであった様に優勝曲線⤴️⤴️⤴️♬
左で150km/h超(最速156のふれ込み)。
動画を見る限りでは球種も結構持ってるし、このところの外国人投手の中では、頭一つ抜けている様に思う。
それにしても謎の背番号75。
西武新外国人3選手が入団会見、先発候補左腕エンス「アメリカで学んだこともみんなにシェア」 - プロ野球 : 日刊スポーツ
遂に、新外国人3名、来日会見❗️
(出所; 日刊スポーツ)
ローテーションズ
確かに今は、千賀、山本、佐々木朗希クラスの投手はいないのかも知れない。
しかし、この6人が確り機能してローテーションを廻したら、これは凄い事になりそうだと思いますよね。
ここに挙げた人達が欠けた時も、バーチ・スミスもいれば、本田、輿座も控える。
ドラ2ルーキーの佐藤も、先発の座を虎視眈々と狙っている筈。
間違いなく駒は揃った。
質より量になって来た感はあるものの、やってるウチにその質も高まる(冒頭に出した日本球界のベストローテションにチャレンジ出来る可能性を秘める) 逸材揃いだと信じます。
やはり昨秋のドラフトがパリーグ勢力図の潮目を完全に変えたと。