数々の名監督が誕生したライオンズの歴史の中でも、輝かしい勲章だ。辻監督がチーム史上6人目の通算300勝。就任4年目、通算537試合目での達成は、西鉄時代の三原脩監督の530試合に次ぐ球団2番目のスピード達成だ。「選手に恵まれ、選手が活躍してくれての数字。本当に感謝しています」と喜びをかみしめた。
(出所: 西日本スポーツ)
その、名将・三原脩。
(出所: 週間ベースボールオンライン)
新・名将と言ってよいだろう、辻発彦監督。
個人的には、秋山幸二監督誕生を待ち侘びていた者だが、黄金時代の燻銀の様な、プロ中のプロの辻発彦の仕事ぶりを知っているオールド・ファンとしては、そうと決まれば、歓迎しない理由は無かった…。
エースの涌井、岸が次々と去り、ガタついた投手陣、野手には才能溢れる原石がゴロゴロいるもののワン・チームとしては整備途上もいいところのチーム事情。
ルーキー監督として不安の種は尽きなかったと思うが、黄金時代の森野球、その後野村🆔野球にも師事し、天才・落合の下でも遺憾なく力を発揮してきた、氏の野球と選手を見る目の確かさは、遺してきた実績が雄弁に物語っている。
現代っ子達をノビノビと使う、懐の深さ、しかし、厳しさも失わない。
「黄金時代はこうだった」
「何故、君らはこんな事が出来ないのか?」
喉から出そうになった事も一度や二度じゃないだろう。また、それを言ってもよい資格がこの人にはあると思うが、それをグッと飲み込んで、若い選手の「長所」を伸ばす事に腐心し、決して萎縮させる事なく導く。
打たれても打たれても、それ以上に打ち返して勝利をもぎ取る、何とも痛快な野球を、あのディフェンスの神・辻発彦が実現させたというのが、一大サプライズ二連覇の「辻劇場」の醍醐味だった。
この俗称・山賊打線(最高❣️)の破壊力たるや、今や懐かし…になってしまった今季ではあるが。
出所: https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1604324265/
ブルー・レジェンズも祝福㊗️🎉
レオとライナにも祝福されて、この好々爺ぶり。現役時代を知る者としては、こんな日が来るとは想像もしなかった。
森友哉、山川、外崎、中村剛也が揃い踏みで過去二年からしたら想像もつかないドン底の成績に喘ぐ今季。
それでも、見違える様に整備された救援陣の貢献で接戦を拾いまくり、遂に二位浮上❗️
手駒が厳しくても、与えられた駒で結果を残す。真の名将の条件だろうが、口で言うほど優しくない。
今季の二位終了(もし、これで終われば)は、また、別の意味で、この人の将としての評価を上げるファクターになるのかも知れない。
無念の男泣き。
平成プロ野球の終幕を盛り上げた一コマでしたね…。
この無念は、今年もまだ晴らせていない。
来シーズンこそ、一回り=12年!開いてしまった悲願の日本一を掴み取り、辻監督を漢にして男泣きしたいと思わないか?
ライオンズの選手諸君⁉︎
その時が訪れたら、単なる一オールドファンは、きっと泣き濡れて、一晩飲み明かしてしまうだろう。