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Patriot's Ball Park

ただの埼玉西武ライオンズ&塾野球部ファンの独り言 

来季に向けたTo Do ③

時節柄、寂しいニュースが飛び込んできました。

最多勝男・多和田が去ることに…。

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この人のピッチングスタイルと馬力を愛していたのだけど、本当に残念。

和製ペドロ・マルチネスになって欲しかった。

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その素質は十分あった逸材。

色々と毀誉褒貶あったが、病身となってしまえば是非もなし。復活の日を祈っていたところの戦力外宣告。

何と❗️本人には未だ投手として野球を続けたいという情熱が残っているなら、何処かで一花咲かせて欲しい。

 

打線再強化

本題に戻ると、

来季に向けた課題、間違いなくここ二年低空飛行に終わった打線のテコ入れだろう。

今日もロッテ投手陣の前にド派手に沈黙(沈没)

 

難しい指標や戦術云々ではなく、シンプルに打てない。コレに尽きる。大変、分かり易い。

このチームは打たなきゃ勝てないメンバー構成になっているのに。

 

ダブルAの穴

浅村が抜けた時に、火力維持の為、左のスラッガー獲得を主張したが、結局外国人打者の補強はなし。

それでも森のブレイクやら何やらで何とか逆転Vへ。

今思えば、コレが間違いの始まりだったと。

翌年、居なくなって初めてその絶大な価値が分かった稀代のリードオフ・マン 秋山翔吾が抜けるともう、ただの穴だらけの一発屋集団と成り下がって、他球団からは、ただでさえ研究が進んで組みしやすくなったと思われる中、怖さは半減。

失ったピースを埋めるべく獲得したスパンジェンバーグも一年で息切れ。

今シーズン、二年目ブレイクの期待は裏切られ、小粒な若手達が入れ替わり立ち替わり瞬間最大風速的に、危機を凌ぐ(凌げていないが)格好に。

結局、ダブル Aの穴は三年殺しの体でライオンズに重くのしかかって来た。

 

重量打線からモードチェンジを可能とするスピードスター、若林(彼とて通年で活躍出来たかは微妙。但し、足にスランプはない)も怪我に泣き、線香花火🎇の様にシーンから一時退場を余儀なくされてしまった。

以後、固定出来ないリードオフマンと、「迫力」あいてにあたえる「圧」という点では盛りを過ぎた四番打者。そう中村剛也が四番を打ってるのでは、ダメなんですよね。

つまり、

 

山川穂高

課題は明らかにこの人伸び悩み、というか劣化。

性格の良さ、生真面目という弱点。

ボールを打たない、状況に応じた選球眼(元々、選球眼は良いのに不成績からくる悪循環=マインドセットが邪魔をする)

「そこで貴方にストライク/ストレートは投げて来ないでしょ」

という所でクルクルと釣り球に引っかかって/追いかけて三振というのを何度見た事か。

振らない勇気。見逃す力。

ボール球に手を出して結果が残せるのは、イチローの様な天才短距離ヒッター。

王貞治松井秀喜の様に、ストライクを投げさせ仕留めるのが不器用な長距離砲。

山川は後者である事は明らか。

強みを伸ばすのではなく、苦手な事の矯正に目がいってしまったこの二年間ではないでしょうか。

目指すのは三冠王などではなく、280. 50本であるべきだった。

最近よく言われる人材育成の要諦として、「強みにフォーカスせよ」ですね。苦手な事をやって改善するパフォーマンスと得意な事を伸ばす労力では天と地程の差が。。。

二年連続ホームラン王の結果を勘違いしてしまった事。勿論、能力は凄いけど、それだけではなかった。周りが、打線全体が山川にホームランを打たせてくれていた事に気づかなければいけなかった。つまり、打線全体の援護がなくても本塁打を打ち続けられる力を磨く事にフォーカスすべきだったのだと思う…

 

メジャーの大谷の例を見ても、打撃って個人の技量もさる事ながら、打線の中の立ち位置やチームの置かれている状況が大きく作用しますね。そういう意味ではこの二年間、山川にはアゲンストの風が吹き続けたとは思います。

でも、それを跳ね返すのは自らの力。来季の爆発を期待したい。

 

左の大砲

日本人と異次元レベルの意外性を見せる外国人スラッガーが打線にいるのといないのでは「圧」が違う。

そういう意味でパ・リーグで怖いのはソフトバンクとロッテだけと、少数派なんですけど、国産山賊が解散行方不明になった現在、左の大砲がどうしても必要だと思いますよ。

 

若手の真の覚醒

センスの岸の開花

スピードの若林の完全復活

呉のもう一皮剥け

愛斗の伸び代はまだまだあると信じたい。

川越、年齢的にもラストチャンス。和田路線に乗れるか。

 

不毛の西武外野戦線も、気づけば12球団一の激戦区となる可能性を秘める。

この競争の中から、最強の国産外野陣を形成しなければ明日はない。

しかし、ここに期待し過ぎることなく。

 

打線のストーリー性

山賊打線2018

秋山/源田/浅村/山川/森/中村/栗山/外崎/金子

この怒涛という表現がピッタリの打線。太い線が繋がり、タイプの異なる好打者がプレッシャーを掛け続ける。足も使える。こんなにイヤな打線はなかったし、コレが復活するのを望むべくもないけど…。

打線って文字通り「線」。

線がストーリー性を持って有機的に繋がる(ワークする)、解を来季は見つけて欲しい。

個の力では2018に及ばずとも、それぞれの個性と強みを繋ぎ合わせて、意味のある攻撃を展開出来るように。