お膳立て
苦手のオリックスの今や「絶対エース」山本相手に7回迄4-0。
今日も「完封されてしまうのか?」という重苦しいムードの中、7回裏に漸く一矢報いるも、その後のチャンスにキャプテン秋山が敢え無く凡退、チャンスの芽を摘んだ時点で誰でも諦めムードが漂う。
何が起こるか分からないのが野球⚾️だが、本当に土壇場9回裏に奇跡は起こった。
(出所: 日刊スポーツ)
伏兵中の伏兵、金子侑司の、「まさか、まさか」の同点スリーランホームランは今季2本目!しかも長打力のないと言われる左打席でパワーピッチャーのディクソンから…。
しかし、これさえ、その後に待っている驚愕の奇跡の一打のプレリュードに過ぎないとは…。
延長11回裏、
奇跡の一打は火を吹いた🔥
(出所 日刊スポーツ)
[【11回裏】劇的幕切れ!! ライオンズ・中村 通算400号ホームランはレフトスタンドへのサヨナラホームラン!! 2019/7/19 L-B | プロ野球速報・ライブ中継 パーソル パ・リーグTV]
ホームランの神 降臨 🌈
稀代のホームランアーチストの記念日すべき第400号は、サヨナラホームラン⚾️
当にホームランの神から与えられた、漫画以上の出来過ぎだドラマ。
それにしてもエグい打球音と美しい放物線。
打った瞬間ソレと分かる、おかわり君らしい一撃。
「軽く握るだけ」という右手に、バットを強く握って突き上げるガッツポーズは、本能的にとった行動と思うが、それだけ嬉しかったのだろう。
(出所:パリーグTV)
この人にしたら本当に珍しく感情の迸り。
山賊打線の頭領は、まだまだオレだ!
という感じの痺れる絵が見れました
明日(現地観戦予定)が今日だったら良かったのに!
首位ソフトバンク迄は、まだ4.5ゲーム差
連覇を諦める訳にはいかない。
レジェンドと、その後を継ぐ者、山川穂高の二門の大砲があれば、弱体投手陣を物ともせず、秋にはチャンスが必ず来ると信じたい。
生涯ライオンズ
おかわり君が表明している
生涯ライオンズ宣言。
東尾以来のライオンズでユニフォームを脱いでくれるであろう、スーパースター。
黄金時代の生え抜きエリート打者達もなし得なかった偉大なプロ野球選手人生の幕引きの舞台も待っている、現役レジェンド
参考記事_おかわり君の凄さ
西武のレジェンド おかわり君はどれほどスゴイのか? | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―
歴代ホームランランキング
※ ライオンズ生え抜き / ライオンズ経験者
順位 選手名 本塁打数 実働期間 試合数 打数
1 王 貞治 868 (1959-1980) 2831 9250
2 野村 克也 657 (1954-1980) 3017 10472
3 門田 博光 567 (1970-1992) 2571 8868
4 山本 浩二 536 (1969-1986) 2284 8052
5 清原 和博 525 (1986-2008) 2338 7814
6 落合 博満 510 (1979-1998)2236 7627
7 張本 勲 504 (1959-1981) 2752 9666
7 衣笠 祥雄 504 (1965-1987) 2677 9404
9 大杉 勝男 486 (1965-1983) 2235 7763
10 金本 知憲 476 (1992-2012)2578 8915
11 田淵 幸一 474 (1969-1984) 1739 5881
12 土井 正博 465 (1962-1981) 2449 8694
13 ローズ 464 (1996-2009) 1674 6274
14 長嶋 茂雄 444 (1958-1974) 2186 8094
15 秋山 幸二 437 (1981-2002) 2189 7997
16 小久保裕紀 413 (1994-2012) 2057 7474
17 中村 紀洋 404 (1992-2014) 2267 7890
18 山崎 武司 403 (1989-2013) 2249 7148
19 阿部慎之助 402 (2001-2019) 2236 7427
20 中村 剛也 400 (2003-2019) 1611 5530
この日本プロ野球🇯🇵の歴史に燦然と輝くレジェンド達と肩を並べるおかわり君、いや、おかわり様 35歳。今年もあと10本は打つでしょう。
こうして見ると、長年やっていた結果として積み上がった中距離打者(衣笠、張本、金本、長嶋、阿部←東京ドームディスカウントも必要。落合すら川崎球場ディスカウントが必要なので本来、このカテゴリーに入るタイプの打者かと)も多い事がハッキリ分かりますね。
本数でなく一本塁打当たり打席数
が真のホームラン打者を見極める主要指標になると思います。
10.67打席に一本という驚異の本塁打率を誇る世界の王貞治は別格として、元祖・天才アーチスト、田淵幸一(12.4打席)が抜きん出てますね。おかわり君は13.8打席。
飛ばないボールでも48本を叩き出して外人を抑えてホームラン王になった事からも分かる様に、不世出の天才アーチスト
前にも書きましたが、
鳥肌が立つような美しい放物線を描くホームランを見せてくれるのは、世界の王も認める天才・田淵幸一、中村剛也が双璧。
野球の華・ホームランを極上レベルで見せてくれる千両役者・中村剛也の凄みは球場に足を運ぶとなおのこと理解出来ます。
当然500号を目指して欲しいが、衰えた後、現役にこだわり他球団を彷徨う様な事は決してしないで貰いたい。
ライオンズでユニフォームを脱ぎ、所沢にバットを置く。生涯ライオンズ宣言してくれている中村剛也。そんな事はないと思いながら、スーパースターが悉く去って行った球団の負の歴史を見ると400号のおめでたいその瞬間に、今からそんな事を考えてしまう