日本シリーズが終わった…。
まぁ、落ち着くところに落ち着いたかと言うのが正直な感想ですが(由伸の乱調と怪我、第二戦の引き分け劇というハプニングで、俄然面白くなったワケですけど…)
前にも申しましたが、この日本シリーズで、パ・リーグの異常にも見える「打低」ぶりが、文字通りの打低なのか、パリーグのパワー・ピッチャーの為せる業なのかのリトマス試験紙になるのではないかと…。
出た答えは、やはり
パリーグの投手が凄い
なのだと思います。
パリーグ打撃十傑
いつのまにやら、ベスト10にオリックスの打者が4人入っていた。
杉本やら頓宮やら紅林やらも居るので、オリックスは決してパ・リーグの貧打の象徴と言うわけではないんですよね。
チーム成績を見てみれば…。
オリックスはソフトバンクに次ぐ二位のチーム打率。ホームランが極度に少ないのは別として、リーグの中では打線をディスられる様なチームではない(仮にライオンズが日シリに出たら、それこそ、一発だけが頼りの記録的な低チーム打率の"貧打線"なんですが…😢)
ライオンズの低打率だって、このパワーピッチャー揃いのオリックスやソフトバンクを向こうに回した結果であり、セ・リーグにいたら、ここまで酷い事にはなっていないと思うんですよ。
一方、ライオンズ投手陣も、このリーグ最低打線のと対決で稼ぐ事なく、パリーグNo.1防御率なのですから、これはこれでホンモノ。
オリックスの向こうは十分張れるピッチング・スタッフであり、「日シリに出しても恥ずかしくない」ものだったと確信しています。
話は逸れましたが、
オリックスの山本や、強力中継ぎ陣。
ソフトバンクの千賀や、これまた強力なセットアッパーとモイネロ。
ロッテの佐々木朗希や、オスナ、ゲレーロ…
楽天には則本、松井。。。
綺羅星の様な剛球投手が居て、セリーグにもそう言うタイプが増えて来てはいますが、やはりパリーグには見劣りするのは否めない事が、このシリーズではハッキリと明らかになったと思うのですよね。
セリーグご自慢の村上や山田のバットが面白い様に空を切ったり手が出なかったり。。。
決してオリックスだけが凄いのではない。パリーグの闘いを一年通じて見てきた者として、そう思います。
千賀の肌感覚
(出所: 西日本スポーツ| 何故か真剣に素振りを繰り返す千賀…)
https://www.nishinippon.co.jp/nsp/sp/item/n/917265/
単純に各投手が抑えないといまのパ・リーグでは勝てないと思っている結果じゃないかなと。ロースコアじゃないといまのパ・リーグでは勝てない。それが色濃く出ている感じです。
ただ、僕はこの先、3割打者が存在しなくなる時代が来ると思っています。
千賀がこの取材に答えている感覚(彼の見えているパリーグの風景)って、まったく正しくて、パリーグにだって実は、村上に引けをとらないバケモノ(山川、吉田、柳田 etc. )が居て、全体でこんな事になっている現実。
このままのトレンドが続けば、本当に、3割打者が消える(実際に僅か2名になってしまった三割打者の一人が来年はメジャーに行く)
千賀のシーズン序盤でのこの発言は、預言者の様な「慧眼なるべし」という事なのかも知れませんね。