捕手の"同一リーグ移籍"の持つ重み
インサイダー情報(ノウハウや知見も)を持ったまま、ライバル他社へ行き、それをふんだんに使って儲けるようなもの。
そんな「横紙破り」の様な事
許されていいのか?
スポーツ界とは摩訶不思議な所(おおらかな所)と言わざるを得ない。
投手や野手ならいざ知らず、捕手が持ち去るチームのアセットはレベチであると。
名捕手達…
トレードも含めて、見てみても。。。
球史に名を残す『現代』野球の名捕手達…。
古田
城島(メジャー挑戦→阪神=別リーグ)
阿部
伊東
谷繁
生え抜き球団でその野球人生を全うしているケース(若干、『時代が違う』というケースもあるが)が殆ど。
何があってもエース捕手は守り抜く、捕手自身もチームに愛着を持って残るというのが世の習いだとも思うが、ライオンズが何処まで頑張れるか?
(出所:西日本スポーツ)
https://www.nishinippon.co.jp/nsp/sp/item/n/1008517/
以下、移籍する事を前提として書いている様で恐縮だが
一般社会の常識からすると、「捕手同一リーグ移籍」は個人的な意見として、育てて貰った球団に後脚で砂を掛ける行為であるとすら言える ように思う。
商モラルも何もない、カネが全てのプロスポーツだ、食うか食われるかの世界なのだと言うなら、彼が、そこまでの器というしかない。
百歩譲ってFA宣言&移籍するなら、
自分の持っているライオンズ投手陣に対するインテリジェンスの重みと価値を知るならば、やはりそこには蓋をする= 競合のフィールドが違う「セ・リーグ」への移籍をすべきだと思う。
オープン・ザ・プライス
コレに対抗札を入れようって球団は「讀賣」ジャイアンツだけだと喧伝され始めた。
讀賣が幾ら出すかは置いておいて、オリックスの噂の条件を上回るカネを払う価値が果たして本当にライオンズにあるのか?
森友哉通算成績
森友哉のフェアバリューは一体幾らなのか?
幾ら迄なら、埼玉西武ライオンズは頑張るべきなのか❓
https://news.yahoo.co.jp/articles/be62641ad6c28c126ee52945050d163e01876a9f
西武は森に最低でも4年となる長期の大型契約を提示した。球団幹部は「3年(契約)では全然、話にならない」
昨年の成績を見れば、今年がFA年でなければ、年俸が上がる道理はないだろう。
通算成績や、単年度良かった年を見ても、森の才能とポテンシャルは疑いのない所だが、「"突き抜けた" 評価には迷う」ところはあると思う。
それでも年俸が高騰するのは、マーケットバリューに比べてその金銭的評価が過小評価されていたと言う事とも言えば言える。
私は、情緒的な問題は傍に置くと、現時点で「その価値はなく」、そのカネが出せるのなら「近藤獲得」に参戦した方が良い様に思う。
具体的にはオリックスと同条件が、来年の山川&源田を考えれば、オリックスが示した条件はどう考えても「限界値」であり、そこを超えての空中戦は仮に原資があったとしても「勇気ある撤退」が必要だと。
限界値とは、部外者の私が定量的に示す事は出来ないが、何となく経済的にメイクセンスしない肌感覚値。
それ以上取れるのであれば、どこに移籍するにせよ森友哉の「完全勝利」ということだろう。
森ファンである前に、一ライオンズファンとして日本一を獲りに行って欲しい。その為のチーム作りを第一に考えるべきだと思っている。
森を失う事の意味
① エース捕手の流出
同一リーグか別リーグかでは前述の通り全くダメージが違う。オリックス行きは出来れば、避けたいシナリオ。旗色が悪くなったのならジャイアンツを支援する強かさが、西武フロントにあるかどうか…。
② 人気・観客動員数面の影響
実際の所、森友哉の「人気」ってどうなのだろう? キャラの立った好打者、打てる捕手。マン振りの豪快さ…。スター性は十分だけど「No.1」の存在かと言われれば、そうでもない様な気がしないでもない。グッズ売上ランキングって発表してくれると分かり易いんですけどね。
③ 打撃面の落ち込み
正直、隔年の活躍が定着している森。今年の成績だと代替が利かない存在とは、とても言えない。山川の"ホームラン力"が相手にとって「リーサル・ウェポン」なのに対して、森はその領域に達していない。
④ 山川を失うことも意味?
私は山川こそ、どんな事をしてでも引き止めるべきだと考えている。
森移籍は山川の来年FAに弾みをつける事になりかねないが、「森を諦める事で山川を残す」事に繋がる(原資の確保)なら、それはそれで素晴らしい事だと思う。
ライオンズの新たなレジェンドとして記憶と記録に残る事の出来る逸材でしょ。
40本コンスタントに打てる選手なんて、そうは発掘・育成出来ない。このまま8年現役を続ければ500号達成が見えてくる。ライオンズで達成してくれる事は、球団ブランド形成において、大きな無形資産としての価値が出てくる。
契約について
単純に金額を上げるとか、年数を増やすとかの議論でなく、もう少し頭を使って欲しい。
(現規約の中でどこまで作り込みが出来るのか不明だが、腕利きの弁護士を使って、フリンジ・ベネフィットを含めたパッケージを作れないものか…)
巨額の年俸とその保証を得てしまう事で「安心し切ってハングリーさを失いパフォーマンスが落ちる」効果をどう抑えつつ、選手にもメリットを感じさせるかが、腕の見せどころだろうと。
期間については10年でいいじゃないですか?
3億+出来高で、例えば3年後に双方にプットオプション(契約破棄+再交渉の権利。球団側には怪我の場合や森側の重過失に伴うプレイ続行不能などの条件付き)をつけるとか。
球団も本人も大損する事を回避しつつ、怪我さえなければ30億円を確保。
そこまで信用・評価してくれるのか⁉️というサプライズ効果がなければ、タレントの心は動かないでしょ。
終わりに
グダグダ無責任な事を述べて来ましたが、それでも、森友哉が出ていくのなら「頑張って👍」「Good Luck」と背中を押したい。
(こちらがメモリアルグッズとしてお蔵入りになる「覚悟」も😢)
皆さん、覚悟は出来た😎かな…。
悲しい事だけど、ライオンズファン達は期待値管理&ダメージコントロールを確りされていると思う。。。