今でもあのライオンズが12球団一の防御率を誇っているなんて、頬っぺたをつねって欲しいって話。瞬間最大風速ならまだしも、コレだけの期間続けているのは本物(実力)でしょう。
鉄のカーテン(哲じゃないよ)
ライオンズの誇る今シーズンの鉄壁リリーバー達。ロッテ戦の本田のピッチングには本当に痺れました。
本田-水上-平良-増田
森脇-佐々木-宮川-(ボー)
先発リードでそのまま逃げ切る「勝利の方程式」"MTM"なる強烈な布陣の他にも、二重三重の選択肢を可能にする分厚いリリーフ陣。
穴がないんですよね。
敵チームから見れば、まさに突破(=得点)不能の”鉄のカーテン”でしょう。
話を本田に戻すと、突如リリーバーとして開眼花開いた本田に何が起こったのでしょう。
元々、コントロールが信条だった投手ですが、今では、所々、堂々とキレのいいストレートを投げ込んでくる。
解説者の何人かも「彼は変わった」と。
まことしやかに巷で囁かれているファームで154球完投負けに懲りて「もう二度とファーム落ちしない」という強迫観念に駆られているというのは冗談として、その「投げ込み😂」の中で一軍の本番では出来ない「何かを試し、何かを掴んだ」のは確かなんでしょうね。。。
リリーフとの違いはありますけど、チェンジアップを更に磨いて魔球"サークルチェンジ"に近づければ「和製マダックス」を目指せる?
投球イニング✖️11球以内に抑えたホールド・ポイントを「ケイスケ」と呼びましょう♬
まとめ
ライオンズ投手陣、特にブルペン陣の好調さの要因をザックリ纏めるとこんな感じでしょうか。
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①リベラルな人間関係
②優秀なコーチ
③ライバル関係による相乗効果
そして勿論、
④本人達の能力
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①に関しては、ハイタッチ動画でお馴染みとなった「●●さんのおかげです」に見られる様に、実績十分のベテラン増田達至が、率先してブルペン陣の若者達のまとめ役となっている。
偉ぶる事なく自由闊達な和気藹々とした雰囲気から、ピンチを乗り切る彼等のピッチングが生まれてくるのだと思う。
(出所: パリーグTV)
②に関しては間違いなく豊田コーチの存在が大きい。就任三年目に地道に積み上げて来た事が「実を結んだ」のでしょうね。
豊田のナレッジ、経験値を惜しみなく注入してきた結果として今のブルペン陣の充実はあるのかと。
③については、L Magagine最新号の特集インタビューを見るとよく分かりますね。
単なる仲良し集団ではなく、お互いの好投により刺激し合うライバル関係でもある。
異口同音に「自分だけ置いていかれる事がない様に」という危機感をもって臨んでるのがよく分かります。
脈々と流れる伝統
レジェンド投手達が作り上げた"レガシー"を感じざるを得ない。
稲尾→ 東尾→ 豊田/西口→ "辻翁の孫達" 。
それは西鉄ライオンズとの間で断絶することなくライオンズ投手のDNAとして受け継がれている。
稲尾から東尾に伝授されたという「伝家の宝刀」スライダーは、松坂や西口に姿を変えて「決め球」として君臨。
今は、水上のスライダーを出し入れして組み立てる強気の投球術、東尾を彷彿させて仕方ないんですよね。
↑東尾晩年のベストピッチ。
ジャイアンツ打線を封じる勇姿に痺れました。
今でもMust See 動画ですよ。
そして#24のレガシーを引き継ぐこんな儀式が行われていたのに参加出来なかったのは残念です…永久欠番として確りと球団の歴史に刻まれたのは本当に素晴らしい事です。
豊田さんのこの涙。
西武球団の英断には一オールド・ファン(と言っても西鉄時代は知らない😊)
伝統を継ぐ者達
に幸あれ❣️
祝!水上由伸選手誕生日の日にオールスター出場!が決定!宮田村役場に記念して本人から借用して実仕様のグローブや初勝利日のボールなどを期間限定で飾ってます!#由勝会 #水上由伸 #宮田村 #seibulions #マイナビオールスターゲーム2022 pic.twitter.com/TmSHY7RH0K
— 由勝会 (@yoshinobukouen) 2022年7月13日
自分で言うのも烏滸がましいけど、今年のライオンズ投手陣は「やってくれる」と思っていた。(ちょっとリリーフ陣の想定は違ってますし、12球団NO.1防御率とは予想もつきませんでしたけど。。。)