My Baseball Hero 殿堂入り❣️
私の子供時代の偶像(ベースボール⚾️ヒーロー)田淵幸一さんが、遅すぎる?
🏛野球殿堂🏛入り。
野球殿堂って、本場🇺🇸のソレと比べると日本には名球界なる「厳然たる実績/計数主義」団体の露出と権威が大きいので目立ちませんが…。
二千本安打打ってないから、名球会に入る資格がない。一方で、この稀代の天才アーチストが、それでも「殿堂入り」すらしていなかったのは正直、意外だし、個人的には誠に遺憾。
選手時代の実績だけでなく、監督としての実績や、生きてるか亡くなっているか、アマの功績者も含めてその他諸々も影響するのかも知れませんが、同氏の自他共に認める盟友でもあり、その影に隠れる事も多かった星野仙一さんがとっくに殿堂入りしている事を考えると、このステイタスって一体、何なのだろう?と。
申し訳ないけど、星野さん、選手時代は単なる1.5流投手ですし、監督としても名将と呼べるかどうかは評価の分かれるところ。キャラとメディアへの露出度で過大評価されてしまうのは、実力勝負のこの世界、如何なものかと思います。
星野さんを下げるつもりは毛頭ないですが、言いたいことは、
如何にこの天才選手が、運にも恵まれず、性格の良さも災いして「過小評価」されて来たのか
という事。
この晴れの日に駆けつけてくれた法政大学同期の山本浩二さん(2008年殿堂入り)に遅れること12 年というのも何とも釈然としない。
前にも触れましたが、私が熱狂的なライオンズファンになったのは、田淵さんが阪神タイガースから移籍して来たから…。
そう、それまでは虎党🐯だった私。
絶対王者、ジャイアンツ のONの向こうを張れるスラッガー。遠くへ飛ばす天賦の才、この人しか描けない打球の放物線に子供ながら、すっかり魅せられていたのです。。。
そう、ボコっと当たって、フワッと柔らかいんですよね。
最近の打者でいうとホームラン軌道のユニークさで言えば、中村剛也が似ていますが、中村の方が身体は全然小さいけど遥かに見た目が力強い。
田淵は身体に恵まれてるから、ただ回転して独特のポイントでミートすれば、あれだけ飛んでしまうというイメージ。全く力みなく。。それこそ、ミートの練習の様な感じで。
ソフトバンクの柳田とか山川など、あれだけフルスイングすりゃあ、「そりゃ飛ぶよね」という、単なる物理計算式の世界ではない様に見える何か。
そうした超一流しか持てない
超えられない圧倒的な才能の「壁」
を感じられる「カネを取れる」芸。
それを持っていた間違いなく「異能の男」だと思うのですよ。
今でも鮮明に脳裏に焼き付くのは、日本シリーズ球史にのこる名勝負と言われた1983の西武巨人戦。
あの江川卓から初戦で放った一打↓
(出所: 産経ニュース)
GL決戦ではデストラーデ槇原もあったし、初戦に強烈な「何か」が起こりますね。
また見たいなぁ。
一方、私生活でもスターらしく華やかだった田淵幸一。
女優のジャネット八田さんと再婚。
違う女性に走って「離婚」というイメージは、その当時はほんのウブな子供だった自分にとっては偶像(ベースボールヒーロー)の行為としては、受け入れ難い「背徳感」の様なものがあり、「どう受け入れたらよいか」と子供ながらに悩みましたね。。。
田淵の絶頂の時に死球等の怪我で、奈落に落とされるという、何度か繰り返された不運でさが、どう考えたらいいのかとも思ったりします。
超絶スラッガーだった事による厳しい攻めもあったし、避け方が下手だったONの様な野性の勘や反射神経のない、ノンビリ屋さん?的な危機感の無さ(側からはどうしてもそう見えてしまう)のせいかも知れません…。
八田さんとは仲睦まじく、共に白髪の生えるまで…。良かったですね♬
やはり、そしてこの「頑張れタブチくん」という漫画。
田淵幸一の愛すべきキャラクターを余す所なく表現し、人気を博しましたね。
ノムさんも鬼籍に入られてしまいましたが、伝説のノムさん、ONと戦った事のある世代のスーパースターの生き残りとして、末長く球界を見守り、導いていって貰いたいですよね❗️
最後は、黄金バッテリーの相方、 江夏豊氏からの祝福。
江夏豊氏 阪神でバッテリー・田淵氏の殿堂入り「うれしいのひと言」ONと戦った青春時代― スポニチ Sponichi Annex 野球
確かに、これだけ実力とキャラが立っていたバッテリーって、未だに出てきていない気がする…。
追伸
産経さんから「田淵幸一物語」って凄い連載があったのを始めて知りました。
貴重な資料ですね〜🎶