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Patriot's Ball Park

ただの埼玉西武ライオンズ&塾野球部ファンの独り言 

名捕手の系譜

🌸⚾️球春たけなわ⚾️🌸

 

松坂大輔復帰で盛り上がる、我がライオンズの南郷キャンプでなく、こちらの記事が目を引いた。

アンビバレントな感覚と共に…。

どうしても、散り散りにライオンズ黄金期のタレント達の去就は気になるところだ。

コレ正にそう↓

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(出所: 中日スポーツ)

ドラフト4位郡司が柵越え8本。 伊東ヘッド高評価 「パンチ力ある」:ドラニュース:中日スポーツ(CHUNICHI Web)

-Quote-

「キャッチングはボールがミットの芯に入っていないので、握りが浅い。ボールを殺して捕れば、右手にスムーズに移ると話した。スローイングも若干横振りで腕が下がる」。現時点では技術的に見直すところはたくさんある。それでも「毎日少しずつやっていけば吸収してくれるはず」。言葉の端から、ルーキー捕手への期待感がにじみ出ていた。
 「レギュラーとまでは言わないが、戦力としてやってくれるだろう」と伊東ヘッド。郡司は「僕が意識していたことと違うことを教えてくださって、ありがたかった」と感謝する。

-Unquote-

 

中日でコーチが出来るのなら、ライオンズでだって出来るとは思いながら、伊東の場合は感情的なシコリが一番大きい大物OB。

【辞任理由】ロッテ伊東勤監督は西武と確執!理想の上司、かっこいいと話題に! – 道楽日記

↑そのあたりの事情が、詳しくまとめられてますね。

一本気な九州男児(熊本肥後もっこす)の人柄が伺われます。

理想の上司ねぇ…。

 

フロントのゴタゴタは読売や阪神の専売特許かと思いきや、ライオンズは伊東が監督に就任した2004年は久しぶりの日本一に輝くも、西武鉄道の総会屋利益供与、2005年には堤総帥のインサイダー逮捕→有罪事件から、みずほ銀行管理会社に陥り、サーベラスに噛み込まれての迷走劇と、失われた10年ともいえる期間で起きた出来事。

唯一の明るい話題は2008年、最後の日本一に輝いた時、伊東はそこに居なかった…。

黄金期のファンとしては、何か白けたものを感じ、プライベートにも激変があった所であり、あれだけ持っていた野球熱(ライオンズ愛)も醒めてしまい離れていた時期でもあった。

 

偉大な捕手の系譜

さて、前置きが長くなりましたが、自分も少年時代から慣れ親しんだポジション(大学サークルでも守りました!) 。

野球というスポーツに於いて縁の下の力持ち的ではあるが、当に扇の「要」であり、一朝一夕には育たない難所。

常勝チームに必ず名捕手アリ。

 

✅読売V9時代の森祇晶

✅南海黄金期・不世出の大打者でもある野村克也

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('92&'93の西武vsヤクルトの名捕手監督同士の日本シリーズ激闘は稀代の名勝負として永遠の語り草となるでしょうね。本当に面白かった。そして'93には、営業で自転車漕ぎながら結果を知って泣いた😢) 

 

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(出所: 週間ベースボール)

その森から伊東勤へ受け継がれたDNAはライオンズ黄金期を下支えし、野村から古田敦也へ🆔野球と再定義され発展した野村イズムはヤクルト黄金期を作り出した。

 

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(2019秋慶早戦第一戦勝利で優勝インタビュー)

 

そして、今、伊東勤からアマチュア野球の王道(仙台育英慶應義塾大学) を歩み続けてきた男・郡司裕之へと受け継がれるのか?名捕手の系譜。

これはもう縁/巡り合わせ/Destinyでしかないのだけれども…。

郡司、球神に愛された「運の強い男」なのかも知れない。

 

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(出所: Naverまとめ )

一方、諸事情あるのだろうが、古田が現場に戻らない事はとても残念に思われる。

 

ライオンズのジレンマ

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(出所:  Sportiva

本当は伊東が手ほどきする相手は、郡司でなく、打撃では歴代最高の捕手になるであろうが、リードや守備面では未だ未だ発展途上の森友哉を指導する絵だったら、どんなに美しかっただろう。

(郡司が名捕手の薫陶を受けて育っていくのは、勿論、一野球ファン、慶應OBとして微笑ましく素晴らしい事と思う)

 

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特に、今年は黄金期ユニフォーム復刻版での試合が多く、オールドライオンズファンには堪らないカットが数々生み出されるだろう。

 

そこに往時の黄金期・名捕手、伊東も居てくれたら、どんなに華があったろうとは思う。

かつての輝きを取り戻しつつあるライオンズ。いつか伊東との確執も解けて、グラウンドに何らかの形で関わってくれる日の来る事を、一オールドファンとしては待ち詫びる。

 

話は戻るが、神宮でその類稀なパンチ力ある打撃を何度も見てきた。野球エリート郡司のプロでの活躍を祈ってやまない。

セ・リーグに関心は薄いが、今年は伊東とその教え子・郡司の活躍を刮目して見守りたい。